天木直人講演会in新城

奥三河九条の会発足五周年記念講演について
今や全国で6000を越す「九条の会」が生まれている。「日本と世界の平和な未来のために憲法九条を守る」という一点で手をつなぐ広範な国民、市民によってつくられて来た九条の会。愛知県でもそれぞれの地域に発足しています。そして2006年6月4日、新城・設楽・東栄・津具の地域でも「新城・奥三河九条の会」が誕生した。
そして新年早々の会の集まりで今年の抱負が語られる中で、今年の六月で丸五年を迎えるにあたりその節目として何か出来ないかという話になった。
日頃なかなか直接お目にかかり、話を聞く事が難しい人をお招きし講演会をしようということになり、準備を始めた。御二かたに打診をし快諾を得る事ができました。
今や最強の護憲論者であり、そして3・11以後は最強の反原発論者にもなられた天木直人さん、元外務省駐レバノン大使の天木さんは在任中、小泉首相のイラク戦争支持、自衛隊派兵に反対の具申をして外務省を解雇され、以後評論、執筆活動において護憲、平和を訴ったえてこられた。そして地元設楽町出身で新城在住の声楽家の平野とも子さんのお二人。

九条をめぐる状況は依然予断を許さず、戦争放棄の九条の大切さを更に広めてゆくとき、天木さんの「憲法九条こそが最強の安全保障政策!」との論陣は大きな励みとなるものであります。
そんな思いで準備を進めていた中での思いもかけぬ3・11大震災と原発震災であります。
状況は目まぐるしく動き続け問題はより鮮明になってきたように思います。
直面する問題、日本がこれまで国策として進めてきた二つの問題。原発推進と日米同盟、日米安保体制はこれからの日本の未来を大きく左右する、重要な判断を求められる問題となりました。

私達はこれからどのような選択をすべきなのか?
天木さんにはこの状況に於いてどのようなお考えをお持ちか、そのお考えを聴くまたとない機会となりました。
平野さんの歌声と共により楽しみな講演となりました。
是非多くの皆さんの参加を呼びかけます。

<天木直人さん講演会>
6月5日(日)
13:30開場 14:00開演
1部 独唱 平野とも子さん
2部 講演 天木直人さん
会場 新城商工会館3F (JR飯田線東新町駅より徒歩10分)
参加費:1000円(高校生以下無料)
主催:新城・奥三河九条の会
問い合わせ 0536-23-1564(FAX可)前澤
後援 生活協同組合コープあいち

以下に5/31天木直人メールマガジンに載った記事の中から抜粋いたします。二つの国策に対する明確な答えが6/5講演でも聞けることと楽しみにしている。

(前略)
 福島事故の責任者であり、しかも福島事故を今なお制御できない菅
首相は、ウソやパフォーマンスを並べるより、サミットでドイツに
先駆けて明確に脱原発を宣言すべきであったのだ。

 市民派菅首相の本心が不明な中で、皮肉にも原発推進政策をすすめ
てきた自民党の主要政治家が脱原発を言い始めた。

 週刊アエラ6月6日号に、小沢一郎が「脱原発宣言」をしたという
特集記事がある。彼は自らの考えを改め明確に脱原発に舵を切った。

 アエラの記事が指摘するまでもなく小沢一郎は、菅首相がサミット
で原発継続を認めたその時、米国紙ウォールストリート・ジャーナルの
インタビューの中で明確に脱原発宣言をしている。

 あのインタビューは米国メディアに対して小沢氏が菅首相を一日も
早く辞めろと宣戦布告したところにその衝撃度があるが、実はもっと
衝撃的な言葉があった。

 福島原発事故で日本は住めなくなってしまうと言ったところだ。フク
シマが小沢を変えたのだ。

 そして同じ自民党のライバルである小泉元首相がやはり原発を唱え
出した。

 (中略) 

 私は5月29日のメルマガ第371号で、菅首相に小泉元首相のいい
加減さがあれば、サミットで主役になれたに違いない、と書いた。

 確かに小泉元首相が脱原発を言い出すなどとはあまりにもいい加減
だ。しかしその変わり身はいい加減であっても、小泉元首相が脱原
を唱え始めたことはいい加減ではない。本物だ。

 過去の立場がどうであれ正しい方向に変わることはいい。

 5月30日の日経新聞に6月23日の小泉元首相が帝国ホテルで
「日本の歩むべき道」と題して講演するという広告が出ていた。

 小泉元首相の講演は横須賀の地元だけにとどまらなかった。小泉
元首相は講演活動を再開したのだ。これからは至るところで脱原発を
訴え始めるということだ。勘の鋭い小泉元首相はフクシマ後の世界は
脱原発に動くと見たのだ。

 福島原発事故処理は長引き、それととものフクシマは今後とも世界
の注目であり続ける。

 それを見越してかつての自民党の宿敵二人が脱原発を訴える。こう
なれば国民もまたそれになびく。

 皮肉なことに市民派首相の菅直人が脱原発に踏み切れずパフォーマ
ンスでごまかそうとしているうちに、保守の中から脱原発の流れが
出来て日本は脱原発に向かうことになるだろう。

 それに気づいて菅首相もまた脱原発を言い出すであろうが後の祭り
だ。左翼や菅首相がいくら脱原発を言い出しても国民は動かないが、
小泉や小沢が言い出せば世の中はそうなるのだ。

 しかし、である。ここからがこのメルマガで言いたいことだ。

 脱原発は脱日米同盟にまで行き着かなければならない。

 いくら脱原発を唱えても、米国の核の傘を信じて日米同盟の深化を
世界の公共財だ、などと言っている者に、脱原発を言う資格はない。

 小泉元首相は米国命の男だった。原発については世論に迎合して
脱原発に舵を切ったとしても、日米同盟はいまだ世論の大半が支持し
ている。だから小泉元首相が日米同盟を舵を切ることは無い。

 世論だけが頼りの対米従属者である菅首相はもちろん脱日米同盟は
言い出せない。

 小沢一郎といえどもそこは不確かだ。

 脱原発は脱日米同盟にまで行き着かなければ本物ではない。そのこと
に国民が気づくまで、私は訴え続ける。

 いずれ国民はその事に気づくことになるだろう。なぜならそれは絶対
に正しいことであるからだ。

以上抜粋おわり


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