IAEAのお墨付きなど要らない

極めて不正常な形で強引に意見聴取会は行われ、大飯原発ストレステストは妥当と判断するとされたという。
その経緯を伝えるマスメディアTVは、「反対派会議場に乱入」「審議妨害」など傍聴を求める市民達を悪意を持って伝え、世論の誤誘導をしていました。
経産省・保安院はこんな形で再稼働妥当の結論をデッチ上げ、国際原子力推進委員会である(IAEA)の来日を受けて、安全のお墨付きを貰い再稼働に向かおうとしています。
こうまでしても原発推進派は国民の脱原発志向をねじ伏せ、原発を再稼働させたいようです。
もう私達は彼らには騙されない。
以下当日のもう一つのネットメディアドキュメントと傍聴報告です。



皆様

OurPlanetTVの白石です。
昨日の大飯原発のストレステストの意見聴取会。

福井の方々、関西の方々、原発立地の方々に
全容を知って頂きたく、30分程度の映像ドキュメントにまとめました。

ぜひ拡散お願いいたします。

<転載転送歓迎>
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【ドキュメント】ストレステスト審査~市民を締め出して強行
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1300

原子力発電所の運転再開の判断の前提となる「ストレステスト」の結果を専門家が
議論する原子力安全・保安院の意見聴取会。18日は、関西電力大飯原発3・4号機の
ストレステスト結果について審議する予定だったが、事務局側が、市民の傍聴を認めな
かったことから、会議は混乱。4時間遅れの20時過ぎに、別室に会場を移して再開し、
市民の傍聴を認めない形で、「ストレステスト(耐性検査)」の1次評価を「妥当」
とする審査書案をまとめた。
 
この日、議事進行の混乱を恐れた保安院は、会場に傍聴者を入れず、会場からの中継画像を
別室のモニターで視聴する方法を取ったが、傍聴を求める市民20人ほどが反発。
開会予定時間の午後4時すぎ頃、意見聴取会が行われる経産省別館11階の会議室に入り込み、
同じ会議室内で傍聴させるよう求めた。
 
また、同会議 は、司会進行役をしている岡本孝司(東京大学工学研究科原子力専攻)教授をはじめ、
阿部豊(筑波大学大学院 システム情報工学研究科)教授、山口彰(大阪大学大学院 工学研究科)教授が、
それぞれ、三菱重工業から200万円、500万円、3,385万円の献金を受け取っているとされている。
このため、市民らは、会議の中立性が疑われるとして、3人をメンバーから外すよう求めたが
こうした要求に対して、委員の沈黙が続き、3時間余り会議が 開かれない異常な状態が続いた。
 
この間、警察が廊下に待機するような緊迫とした状態となり、事務局は、対応を協議するため、
委員に対して別室に移動するよう呼びかけると原発に批判的な立場をとる井野博満東京大名誉教授や
元プラントメーカー技術者の後藤政志さんらは「公開は絶対の原則」と主張。事務局の指示を
ボイコットする事態となった。

午後7時30分頃、保安院の職員は、再度、会議室に現れ、会議を再開すると宣言。市民の傍聴を許さず、
別会場で開催すると伝えると、市民らは「枝野大臣を連れて来い」と訴えるなど、会場は騒然とした。

また、井野教授と後藤さんは「傍聴者を認めれば会議に出席したい」とし、公開されない会議は
無効であると訴えたものの、保安員側は「傍聴を認めないのが省の方針」として譲らず、2人は会議の
参加を拒否。結局、約3時間30分遅れで、意見聴取会は本館17階の別室で再開したものの、
出席予定の8人の委員のうち、他の2人の委員も大幅な時間変更が理由で途中退席したため、
最後まで残ったのは4人のみだった。
 
福島第一原子力発電所の事故後、原発の再稼働の前提として導入されたストレステスト。保安院は、
国内14基の原発の評価結果を電力会社から受理しているが、再稼働に向けて審査結果をまとめた
のは大飯原発が初となる。23日に来日するIAEAの審査に間に合わせるために、会議を急いだものと見られる。
 
傍聴を求めた市民らは、一部のマスメディアが、「反原発派が乱入」「委員を監禁状態」などと
事実と異なる内容を報じていることについて、正しい報道をして欲しいと訴えた。



★1-1.あまりにも傲慢な原発推進者たち
     ─私たちは再稼働をどうしても阻止したい
     (インチキ・ストレステスト委員会を傍聴して)
                  (さよなら原発みなと 佐藤れい子)

 1.17(水)16時15分から行われた 「第7回 発電用原子炉施設の安全
性に関する総合的評価に係る意見聴取会」 と言う長い名称の傍聴会に行きま
した。いわゆるストレステストの評価を容認するというものです。いま定期検
査で止まっている原発は、私たち反原発運動の高まりのなかで再稼働できてい
ません。それを何とか再稼働しようとする一つ目の扉をこじ開けようとしてい
るのです。
 テレビの報道では「乱入した」とか、最初に部屋に入った杉原さんの抗議の
場面ばかりが流され、あたかも力づくで押し入ったかの様な印象を与えていま
したが、実際は報道や委員たちに続いて入っただけです。
その後の抗議も何ら混乱なくそれぞれが意見を訴えました。

おもな要求は①三菱重工から献金を受けた岡本幸司(東大教授)、山口 彰 
(大阪大教授)、阿部豊(筑波大教授)三名の退任。
②傍聴を同室で認めること。です。

 そして福島から来た女性が 「福島原発はまだ収束していません。毎日モク
モクと煙をあげています。私たちは毎日被曝させられているんです。この状況
を知らないはずはありません。皆さんはどう思っているのですか?答えてくだ
さい」 と悲痛な声で訴えました。委員たちの誰も一言も声を発しません。
 彼女は毎日の放射能との戦いの生活、矢も盾もたまらず駆けつけたものの会
議の場所がわからず捜してとても疲れたと、見るからに疲労困憊していまし
た。近所の4歳の子が 「おばちゃん、僕が大人になったら○○マンになって放
射能をやっつけるからね」と言ってくれます とも。
「誰か答えてください。岡本さん、答えてください。」再三の問いかけにも委
員達は鉄仮面のように無表情を貫くばかりです。
 最後まで部屋に残られた後藤正志さんは「今日びっくりしたのは、大飯3,
4号機をこの場で安全だと決めつけようとしたこと。問いかけたことについて
答えが全部出ているわけではない。再質問も出しているのに、その答えも出て
いないのに評価済みとしようとしている。詭弁以外の何物でもない。原発の潜
在的な危険性も 、その他の危険性についても何も答えていない」と怒って発言
されました。
 原発推進者たちは野田政権になってがっちりスクラムを組み直し攻勢を強化
してきています。再稼働は絶対に阻止しなければ彼らはもっともっと攻撃して
きます。
 皆で知恵を出し合い、力を合わせ『再稼働 絶対阻止!』で頑張りましょう.
 最低限実現しなければならない課題だと思います。


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