12人の議員が決める国民の運命

二人展会期中毎日名古屋の会場に二時間かけて通っている。あと三日であるが、今日は休ませてもらいパソコンに向かっている。外は雨降り。
此の間も原発推進・維持派は猛烈な再稼働工作、策謀を繰り広げています。夏場の電力不足をマスコミを総動員して喧伝し、計画停電・節電強要で国民を脅かし、再稼働止むなしの世論形成を目論んでいます。
そんな中の大飯町議会の「原発再稼働容認」の決議と時岡町長への報告である。筋書きどうりの絵に描いたような出来レースであります。
議員14人中議長を除く12人が再稼働容認、反対は共産党町議ただ1人であったという。これを受けて時岡町長は町として再稼働容認を県に具申するのだろう。県はそれを受け、県の有識者検討会議の答申を受け再稼働容認の表明を行うこととなるだろう。これが日本の民意、民主主義なのだと・・・。
私はこの大飯町議会の動きを見ていて思い出した。3年ほど前、設楽町でも同じような事があった。
現在進行中の設楽ダム問題の建設の是非を問う住民投票を求める住民投票条例制定を求める署名集めを行い、さまざまな妨害の中規定数以上の署名を集め議会に提出しました。が町長の住民投票無用の意見を受けて設楽町議会は反対多数(賛成4反対6)で否決してしまった。以後町はダム受け入れ同意書に署名(設楽町・下流市町・国交省の三者)し、工事は未だ始まらないが毎年数十億のダム関連予算が付けられ使われているのです。残る住民への約束事は守られていないのですが。
ここでもダム賛成推進派の今更止められては困る、当てにしているダムマネーに依存する意見、雰囲気に押し切られた。住民の意見を聞く事もせず、議会の6人の多数決議が民意でありこれが民主主義だとされた。それで国の未来、郷土の未来が決められていく。
それが誤りなき叡智、先見性によるものであればまだしもであるが・・・。

以下日本で始めてのダム取り壊しが決まった九州の例です。設楽ダムは未だ工事にすら入っていないのです。誤りを改めるに憚る事勿れである。今からでも遅いという事は無い。

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1359


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
12人の議員が決める国民の運命
    コメント(0)