被害が起きてからでは取り返しがつかない!

 設楽ダム建設予定地は、かつて電源開発が発電ダム建設に向けて地質調査を行い、ダム建設には向かないと撤退した所である。現場一帯寒狭川上流は斜面のり面崩壊、深層崩壊が頻繁に起こり、道路通行止めを地元住民は被っている状態の処である。そんな軟弱な地質、地盤の処に巨大なダムを建設すればどのようなことが起きるか?基礎工事は困難を極め工期、工費は大幅に増加し、出来た後も試験湛水でのトラブル、異常出水・地下水の悪化(ダム湖の水漏れ)、近い将来予想される巨大地震、そしてダム湖への斜面崩落、ダム欠壊による下流域への土石流、濁流が襲い甚大な被害が予想される。
そんな危険地帯に莫大な予算を投入しダムを建設しようとしているのだ。設楽町行政当局も国、国交省が問題無いと言っているからとおまかせ状態である。事はそこに暮らす住民、下流域住民の生命・財産に関わる事なのだが、関心はなかなか広がらないのが現状である。


中日新聞2019.4.13日付
設楽ダム地盤に問題 建設中止を求め意見書
中部地整に調査団体
設楽町で本体工事が予定されている設楽ダムをめぐり、地質学者ら
専門家でつくる『設楽ダム地質調査グループ』は六日、地盤に問題が
あるとして、建設中止を求める意見書を国交省中部地方整備局長らに
提出した。
 調査グループは、国が2017年度までに実施した現地の地質調査デー
タや報告書を分析。意見書では、建設予定地と周辺に複数の断層があり
大規模な岩盤すべりの多発地帯であると指摘した。
 これにより巨大な災害リスクを負うとし、さらに対策のために事業費
がかさむとして、事業を中止すべきだと結論づけている。
 12日に豊橋市役所で会見があり、市野和夫代表(原文のまま)は
「このような場所に大規模な構造物を造るのは避けなければならないと
いう原則を踏まえ、撤退すべきだと判断した」と話した。


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