展覧会の中止処分は本末転倒!

名古屋栄の市民ギャラリーで開催された「表現の不自由展・その後」が会場を管理する中区役所に送り付けられた郵便物が破裂し、それが理由で展覧会が3日目から会場閉鎖に追い込まれたという。暴力による脅しで表現の機会、展覧会が再び閉ざされたのである。

 民主主義の根本原則は『私はお前の考えに反対だが、お前がその考えを表現する権利は命を懸けて守る』と云うものだ。その根本原則をいとも容易く名古屋市と警察署は脅しと暴力に屈っし、展覧会の継続を取りやめさせた。 この対応は今後「暴力や脅しで表現の自由を封じる事が有効な手段だ」と云う誤ったメッセージを犯行側に送るに等しいものであり、行政側の対応は犯人以上に罪深いものである。





みなさまへ

「表現の不自由展・その後をつなげる愛知の会」の山本です。



すでに、ご存知のように、7月6日から開催していた『私たちの「表現の不自由展・その後」』

は、3日目の開催直前に、なんの詳しい理由を示されないまま、会場からの一時退避を要請されました。

屋外退避を続けていた私たちに、名古屋市は全館休館を通知し、文化振興事業団からは施設の貸し出し

の停止の通告を受け、事実上開催できない状態になりました。

私たちは、何ら詳しい事情も説明されず一方的な休館・停止措置に納得がいかず、

再開のための協議を行うよう、名古屋市(文化振興室)、文化振興事業団、中警察などに

要請を繰り返しましたが、残念ながら、11日正午前に休館を撤回しない旨の通知を受けて

再開は断念をせざるを得なくなりました。

この決定を受けて、私たちは添付のような声明を出し、翌日には、名古屋市(文化振興事業室)に

対し、抗議と再開のための協議の場を持つよう要請書を提出しました。



開催がされた2日間は、大きな事件もなく平穏に運営され、連日400人を超す方が

鑑賞に訪れてくださいました。

2019年のあいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」が、卑劣な脅迫や

妨害によって中止されたことと同じことがまたしても起きたことに、私たちは怒りを禁じ得ません。

また、暴力によって表現の自由を封殺することに結果的に加担した名古屋市の姿勢は決して

容認できるものではありません。



私たちは、失われた4日間を取り戻すために、開催を目指します。

これまで、ご支援をした頂いたみなさまに感謝するとともに、引き続きご支援を

お願い申し上げます。



報告が遅くなったことをお詫びいたします。



山本みはぎ


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